ヴォコレクト、導入しやすい新インターフェースを発表

サービス・商品音声物流ソリューションを提供するヴォコレクト（現インターメック）は20日、音声ソリューションの新しいホスト・インターフェースとして「ヴォコレクト・ヴォイスエクスプレス」を発表した。

ヴォイスエクスプレスは、これまでの新規導入に伴う既存ホストの変更や初期導入コストなど、顧客にとっての障壁や問題点を軽減・縮小する上位システムとのホスト・インターフェース。

新インターフェースにより、ヴォコレクトの認定パートナー各社は、ホストシステムの変更に多くのITリソースを投下することなく、容易に業務プロセスを設計できるようになる。

同社が事例として挙げている、米国の大手小売業「ジャイアント・イーグル社」（ペンシルバニア州ピッツバーグ）の場合、物流センターの出荷仕分け作業にヴォイスエクスプレスを導入し、出荷仕分け作業で課題となっていた効率性の問題を解消したという。

ジャイアント・イーグル社は、これまでにも出荷仕分け作業への音声技術の応用を検討したが、インターフェースのカスタマイズ費用がネックとなっていた。

しかし、ヴォイスエクスプレスは既存のWMSを変更する必要がないため、容易に導入できた。構築したシステムでは、出荷仕分け作業の生産性が20％向上し、音声の活用により作業員の安全性向上にもつながったため、他作業への活用も検討する。