荷主JVCケンウッドは23日、新興市場を中心にカーエレクトロニクス事業の強化・成長を図るため、20日付で「シンワ・インターナショナル・ホールディングス・リミテッド」の株式45%を取得したと発表した。
JVCケンウッドは昨年、中国市場に強く、車載AV機器用CD・DVDメカニズムの製造最大手の一角を占めるシンワとの間で、資本業務提携に合意。シンワの株式を保有するCITICキャピタルの日本企業投資向けファンドとの間で、株式譲渡契約を結んでいた。
株式取得により、JVCケンウッドとシンワは両社に共通する車載用メカ事業を強化するとともに、中国を含む新興市場で事業拡大を目指す。
また、今回の株式取得から3年以内に31%のシンワ株式を買い増す方針で、保有比率が76%となった段階でシンワを子会社化する。