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選定に悩む自動化担当者を支援、東京流通センターで比較体験会

Roboware、AMR7機種を常設展示

2025年12月17日 (水)

サービス・商品Gaussy(ガウシー、東京都港区)が運営する倉庫ロボットサービス「Roboware」(ロボウェア)は17日、自律走行搬送ロボット(AMR)のラインアップを強化し、東京流通センター(大田区)内のショールームで全機種の比較体験ができる常設展示を開始した。進化が速く利用シーンが拡大するAMR市場において、機器選定に悩む物流・製造現場の自動化担当者を支援する。

新たに追加したのは、ロボットバンク(新宿区)のWi-Fi環境不要で屋外走行が可能なAMR「Starシリーズ」と、エクセディ(大阪府寝屋川市)のけん引型AMR「Neiboパワフルロボット」の2機種。従来の重量物搬送向け「Maxシリーズ」「Flexシリーズ」と合わせ、計7機種の体制となった。

導入要件の細分化に対応

Robowareはこれまで耐荷重1500キロのMaxシリーズと同600キロのFlexシリーズを中心に展開してきた。しかしAMRの利用シーン拡大に伴い導入要件も細分化しており、倉庫や工場からはネットワーク環境が未整備の現場での利用や屋外搬送、既存のかご車や台車の活用といった要望が増加していた。

ロボットバンクのStarLift150/300/600は、専用サーバーが不要でオフライン環境でも稼働する。高性能V-SLAM技術とマルチセンサーの連携により、太陽光や霧、暗所といった環境下でも安定走行が可能で、屋内外をまたぐ搬送に対応する。

▲東京流通センター 物流ビルA棟内にあるRobowareショールーム(出所:Gaussy)

エクセディのNeiboパワフルロボットは、最大600キロのけん引に対応する国産AMR。本体上部にも120キロまで積載でき、かご台車や手押し台車、ハンドリフトなど現場で使用中の搬送機器をそのまま活用できる。ノーコードのUIを採用し、専門知識がなくても操作可能としている。

ショールームでは全機種の走行デモや旋回性能の比較、通路幅を再現したテストエリアでの取り回し確認、かご車けん引テストなどが体験できる。さまざまなAMRが市場に出回るなか、実機に触れながら比較検討できる場を提供することで、最適な機器選定を後押しする。見学は事前予約制で、東京モノレール流通センター駅から徒歩1分。

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