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近鉄エクスプレス、グループレポートを公開

2025年12月17日 (水)

調査・データ近鉄エクスプレス(東京都港区)は16日、同社グループの長期ビジョンや成長戦略、サステナビリティの取り組みなどをステークホルダー向けに紹介する「KWEグループレポート2025」を発行したと発表した。同社はこれまで、英文の「Annual Report」と、「サステナビリティレポート」を毎年発行していたが、今年から両リポートを一つにまとめたレポートを発行することにした。

同社グループでは19年に策定した長期ビジョンの達成に向けたマイルストーンとして22年に「経営計画2027」を策定した。計画では、営業収入1兆円、営業利益500億円、航空貨物物量100万トン超、海上貨物物量100万TEU超との目標を掲げた。

これに対し24年度の売上高は7969億4100万円、営業利益は129億6700万円で、航空貨物は52万7000トン、海上貨物は72万5000TEUだった。今後、アジアー欧米間の物量の拡大を図るほか、販売活動やグローバル仕入れ機能の強化を進めるとしている。

サステナビリティ活動の重点課題には、「CO2排出削減」「クリーンエネルギーの利用推進」「データセキュリティーの強化」「ダイバーシティと機会均等の推進」「責任ある調達の推進」「腐敗防止の徹底」の6つを掲げた。

環境面での具体的な取り組みとしては、24年度の国内全拠点での使用電力の実質100%再生エネルギー化を達成した。

SAF(持続可能な航空燃料)の普及にも積極的に取り組み、日本航空や全日空のプロジェクトに参加したほか、ことし3月には三菱UFJ銀行とSAFの現状や今後の課題について報告や意見交換を行うフォーラムを開催した。

CO2排出量削減については、23年度比で50年度に90%削減する目標を掲げている。23年の実績はスコープ1が2万5379トン、スコープ2が4万7871トン、スコープ3が187万5255トンだったのに対し、24年度はスコープ1が1万9994トン、スコープ2が5万1864トン、スコープ3が184万6352トンだった。

レポートは全74ページ。同社のホームページで閲覧できる。

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