ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

ZMP、物流ロボット開発用プラットフォーム販売開始

2018年1月25日 (木)

サービス・商品ZMP(東京都文京区)は25日、物流ロボット開発用プラットフォーム「POWER WHEEL II」(パワーホイールツー)の販売を開始したと発表した。

この商品は、物流支援ロボット「CarriRo」(キャリロ)の駆動モジュールに、レーザレンジセンサーとソフトウェア開発環境を搭載したコンピュータ制御可能な研究開発用移動台車プラットフォーム。

大容量リチウムイオン電池を搭載、高出力モータを用いた独立二輪駆動方式の6輪台車で、8時間の走行が可能。積載スペースは幅650ミリ×奥行950ミリ、最大積載重量は100キロでさまざまな実験機材の搭載ができる。

標準センサーとして、高精度ロータリエンコーダ、慣性センサー、測距センサーを搭載。今回販売するパッケージでは、外界センサーとしてレーザレンジセンサーを搭載している。

▲レーザレンジセンサでのセンシングの様子

制御用にLinux PCを搭載し、ソフトウェア開発キットとして各種センサー情報の取得、モータ駆動、通信(WiFi)などのライブラリとサンプルプログラムが付属、顧客が自由にアプリケーションを開発可能となっている。

レーザーレンジセンサーは障害物の検出、周辺マップ作成と自己位置推定を行う「Simultaneous Localization and Mapping」(SLAM)などに利用することができ、移動体の自律走行や安全機能の開発に役立てることが可能。

物流倉庫や工場内の物流ロボット、次世代自動搬送機の研究開発、移動台車・移動ロボットを用いた新たなサービスの研究開発など、汎用移動台車ロボットプラットフォームとして活用できる。

価格は、3月末までの納品の場合、年度末キャンペーン価格として230万円(税別)で1月25日から受注を開始する。

■研究開発用移動台車プラットフォーム「POWER WHEEL II」紹介ページ
https://www.zmp.co.jp/products/power-wheel