ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

最大600箱/hの自動製封函機、タナックスが開発

2018年2月5日 (月)

サービス・商品タナックスは5日、これまで扱ってきたイタリア製の製かん機「ボックスオンデマンド」に加え、1時間に最大600箱分を切り出す小・中型サイズ対応の3辺自動切出し製函封函機「TXP-600」を開発し、今春にも実機を公開すると発表した。

TXP-600は商品サイズ計測、ジャストサイズの段ボール箱製函・封函までの一連の作業を自動で行うシステムで、商品サイズに合った段ボール箱を1個単位で製造することができる。

流れ方向に連続する蛇腹状の段ボールシート「パタダン」(PATADAN)を材料とし、1時間に最大600個の段ボール箱を作り出す。ジャストサイズの包装で緩衝材を削減したり、輸送効率を高めたりといったメリットのほか、段ボール包装作業の自動化で作業時間も削減する。

■TXP-600の仕様
・箱形式:ラップラウンド形式(A式横置き型)
・箱サイズ:minL240×B220×H100ミリ-MAX L600×B600×H400ミリ
・マシンサイズ:幅2.2mメートル×長さ18メートル×高さ2メートル
・処理数:1時間あたり最大600箱(条件によって変動)

同社は2014年からイタリア製ボックスオンデマンドシステムの輸入販売を開始し、導入企業が増えてきているが「より多くの荷物を捌き、より作業を自動化できる包装機」のニーズが高まっていると考え、開発に踏み切った。

従来のボックスオンデマンドシステムは、長尺物や異形品などの包装に適したモデルだった、TXP-600は小・中型サイズの商品包装に適し、高い処理スピードを持つ。現在はプロトタイプの製造を終え、製品化に向けた開発を進めているという。