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中国向け越境EC支援で2社提携、現地物流を指南

2018年2月7日 (水)

ECエスキュービズム(東京都港区)とクララオンライン(同)は7日、中国で越境ECサービスを提供する取り組みで提携した、と発表した。対象は越境ECの物流コンサル、インターフェース、アプリ(サイト)、中国内の通信インフラの4分野で、それぞれの知見を組み合わせる。

中国の消費者向け越境ECのうち、日本経由の市場規模は1兆366億円(2016年)となっているが、経済産業省の調べでは20年に1兆9053億円に達する見通しで、日本製品の競争力の高さが支持されている。

一方、日本企業で越境ECを活用している企業の割合は1割未満にとどまっていることから、両社は統合的サービスを提供し、日本企業の海外展開支援に商機を見出した。

これまで、エスキュービズムはECサイト構築パッケージ「Orange(オレンジ)EC」をベースに越境ECサイト構築を支援してきたが、物流・インフラ分野の課題までカバーできなかった。クララオンラインは、物流・インフラのサービスを強みとしながらもECサイト構築が課題だった。

そこで、オレンジECとクララオンラインが提供する「極速中国」を連携させ、越境ECサイトの構築と「より安定した通信インフラ」の整備、保守、現地物流のコンサルティングサービスなど、ワンストップできめ細やかな支援体制を整える。