ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

日本産品輸出1兆円へ新型航空保冷コンテナ試験輸送

2018年3月2日 (金)

ロジスティクス国土交通省は2日、地方産地から海外までをカバーするコールドチェーンの構築を目指す新型航空保冷コンテナの研究開発の一環として、試作したした新型航空保冷コンテナの試験輸送を行うと発表した。

政府では農林水産物・食品の輸出額1兆円を目標に、地方の産地から海外までのコールドチェーンを構築するため、2017年度から「交通運輸技術開発推進制度」を活用し、新型航空保冷コンテナの研究開発に取り組んでいる。

この一環として6日から8日にかけ、温度データを実運用に近い条件で収集し保冷性能を評価するため、開発中のLD-3型保冷コンテナ(試作品)の試験輸送を行う。LD-3は国際航空輸送で最も多く用いられているコンテナの種類。

▲輸送工程(出所:国土交通省)

実験は往路が「羽田空港→那覇空港→香港国際空港」、復路は「香港国際空港→那覇空港→羽田空港」の路線で、東プレ、トプレック、ヤマト運輸が実施する。

6日にはヤマト運輸の羽田クロノゲートで試作品の新型航空保冷コンテナを公開する。