ラオックスとロコンドがシャディ買収、物流で相乗効果

M&A靴・ファッションECサイト「LOCONDO.jp」の運営やITを活用した物流プラットフォームを強みとしているロコンドは26日、ニッセンホールディングスからギフト用品卸大手・シャディの全株式を20億円で取得すると発表した。取得日は4月27日。

株式の取得は子会社のLキャピタル・トーキョーを通じて行うが、Lキャピタル・トーキョーは買収に先立ち、ラオックスを引受先とする第三者割当増資を3月26日に実施。その後の持分比率はラオックスが60％、ロコンドが40％となるため、ラオックスが子会社化する。ラオックスはLキャピタル・トーキョーの株式を12億円で引き受ける。

シャディは「有店舗メディアミックス型ビジネスモデル」を掲げてギフト用品、生活関連用品を全国に展開する店舗網で販売しているが、2017年2月期決算（14か月の変則決算）で9億円の最終赤字を計上した。

ロコンドは、シャディに自社が構築したIT・物流インフラを活用することで相乗効果が得られるとみて買収を決めた。