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ラオックス、ロコンドの物流基盤活用で提携

2018年2月14日 (水)

ロジスティクスラオックスは14日、ファッションECのロコンドと業務提携すると発表した。ラオックスがロコンドに物流を受託し、ロコンドはラオックスから婦人靴を調達するとともに、越境ECチャネルなどの販路を利用して事業拡大につなげる。

ラオックスは生活ファッション事業で婦人靴分野に注力しており、傘下で婦人靴メーカー卸のモード・エ・ジャコモとオギツが中心となってSPAを実現、「収益構造の改善と旧態依然とした業態構造からの脱却」を目指している。

一方、ロコンドは靴とファッションの通販サイト「LOCONDO.jp」を軸にほかのファッションECサイトと異なる独自路線を歩んでいるが、特に婦人靴の需要の大きさに注目し、これらのサービスで構築したIT・物流インフラなどを共有・活用した「プラットフォームサービス」を展開している。

ラオックスは、生活ファッション事業で扱っている靴、バッグなどの商品をロコンドのECチャネルを通じて販売を強化するとともに、ロコンドが持つ高度なIT・物流インフラを活用したプラットフォームと物流網を活用し、オムニチャネル展開を目指す。

具体的には、ロコンドの「BOEM」(自社EC運営)、「e-3PL」(店舗出荷受託)、「LOCOCHOC」(店舗欠品フォロー)、「LOCOPOS」(店舗在庫のリアルタイム販売機能)を利用。ロコンド側はラオックスが取り扱う靴、バッグなどの商品を仕入れ、ラオックスを通じてプライベートブランド商品の企画開発に取り組む。また、BtoB取引の販売チャネルや越境ECチャネルも活用する。

ラオックスは婦人靴分野の売上を強化しながら、2020年にロコンドとの取り組みによるEC化率を30%まで引き上げたい考え。