ロジスティクス川崎汽船は8日、フィリピンの提携商船大学から「Kラインクラス」の第1期生23人がシニア職員候補生として卒業したと発表した。
同社の提携商船大学であるクリスタルeカレッジ「”K”ラインクラス」の第一期生が4月11日に卒業。同社の佐々木真己専務、船舶管理会社太洋日本汽船の中西真誠常務、ケイラインシップマネージメントの久保島暁社長らが参加した。
このプロジェクトでは、高校卒業見込み者に対しグループ独自の選抜試験を実施して優秀な学生を集め、3年間の講義と1年間の乗船実習を行っている。
講義は同大学のカリキュラムに加え、Kライングループ独自の高度な講義を実施し、乗船実習では同社グループ管理会社の船舶で同社独自のキャデットトレーニングプログラムを行うことで、質の高い職員候補生の育成を目指している。
卒業した第一期生は海技免状を取得後、同社マニラ研修センター「ケイライン・マリタイム・アカデミー(フィリピン)」で乗船前の導入研修などを受講し、グループ管理会社の管理船舶に段階的に職員候補生として乗船、1年後には船舶職員として実際に運航に携わることとなる。