ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

商船三井、フィリピンに自営商船大学開講

2018年5月8日 (火)

▲「シップインキャンパス」外観

ロジスティクス商船三井は8日、フィリピン・ダスマリニャス市に、マグサイサマリタイムコーポレーションと共同で開設準備を進めている商船大学「MOLマグサイサマリタイムアカデミー」について、フィリピン高等教育庁から正式な開学認可を取得し、8月の開校が決定した、と発表した。

商船三井はこれまでも、船舶運航での高い安全基準を支えるフィリピン人船員の育成を目的に、自社訓練船での専属講師と乗組員による訓練航海や、フィリピン政府の推進する産学連携制度のもとに、提携商船大学から選抜した3年生を対象に同社グループ施設での教育・訓練を実施する「職員候補生プログラム」を実施してきた。

▲大学正門

今回開校する商船大学は、これまでに700人以上の船員を輩出してきた職員候補生プログラムを通じて培った実績とノウハウをもとに、発展的に拡張し、さらに高い水準の船員を安定的に育成することを目指すもの。

大学施設はすでに完工し、大学最大の特長である訓練施設「シップインキャンパス」は、外観だけでなく、実習設備の配置も可能な限り卒業後に乗船する実船に近づけることで、即戦力養成につながるトレーニングを行える実習棟となっている。

9月にはフィリピン政府などからの来賓を迎え、開学式典を開催する。

▲「シップインキャンパス」内に配置する船橋の訓練施設

▲「シップインキャンパス」内に配置するメインエンジンの訓練施設

▲大学全景、右手奥の青い建物が「シップインキャンパス」