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エアークローゼット、倉庫移転し「次世代PJ」参画

2018年4月18日 (水)

▲「DPL市川」

空白

ロジスティクスエアークローゼット(東京都港区)は18日、同社が運営するECサイトの物流拠点を大和ハウス工業が開発した「DPL市川」(千葉県市川市)へ移転した、と発表した。すでに9日から稼働を開始していて、大和ハウスグループがAI・IoT・ロボットを活用する新たなシェアリングモデル物流施設「インテリジェント・ロジスティクス・センター・プロト」のプロジェクト参画企業として、ほかの荷主企業とともに「次世代物流オペレーション」の共同構築に取り組む。

またプロジェクト参画に伴い、倉庫の運営を担当するダイワロジテックから「革新的で今までになかったようなユニフォームにしたい」という要望を受け、エアークローゼットのスタイリストグループが庫内スタッフユニフォームのデザインを監修した。

ユニフォームはグレーを基調としたモダンでデザイン性に富みながらも、倉庫現場でのスタッフの動きやすさ・機能性を考慮し「働くスタッフのモチベーションとIntelligent Logistics Center PROTOの世界観」をデザイン。ネイビーのベレー帽とグレーカラーのスニーカー風の安全靴に、白シャツには千鳥柄のジャケットを着用するなど、スタイリッシュなユニフォームを提案している。

同社は2015年2月にサービスを開始し、事業資本提携先の寺田倉庫、中園化学ホールディングスとの協業を通じ、ファッションレンタル専用物流のノウハウを蓄積。洋服の個品管理や還流物流への対応、検品・メンテナンスなど、シェアリングビジネスに欠かせない要素を独自に解決するオペレーションノウハウを提供し、「次世代型物流プラットフォームの拡充に貢献していく」としている。

物流拠点は移転するが、寺田倉庫とは倉庫運用と別の事業連携を、中園化学ホールディングスとは今後も継続してメンテナンスオペレーションの事業連携を深めていく。

同社が運営する女性向けファッションレンタルサイト「airCloset」(エアークローゼット)は会員数15万人(2017年12月時点)を突破し、3月には最新事業として取り組む「パーソナルショッピング」サイトの「pickss」(ピックス)をリニューアルした。

エアークローゼットが物流拠点をDPL市川へ移転したことに関連し、寺田倉庫の月森正憲上席執行役員は「当社のエアークローゼットに対する役割は、サービスの立ち上げサポートとオペレーションを安定化させ成長を支えることだった。さらなる高みを目指すエアークローゼットが巣立っていくことに大変感慨深く思っている。これからも多くの企業に対し、新しいサービスを立ち上げるサポートをしていく」とのコメントを寄せている。

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