近畿運輸局、運送会社2社に事業停止処分

行政・団体近畿運輸局は20日、羽東師建設の本社営業所（京都市伏見区）と田島運輸の松原営業所（大阪府）に対し、それぞれ事業停止処分を行ったと発表した。

羽東師建設に対しては、適正化事業実施機関の巡回指導結果から法令に違反している疑いがあったため、京都運輸支局が2016年9月7日に監査を実施した。運行管理者の未選任や点呼未実施、整備管理者未選任など6項目の貨物自動車運送事業法違反が判明したことから、事業停止60日間と車両の使用停止50日車を命じた。

一方、田島運輸には、16年7月14日に兵庫県神戸市の阪神高速5号湾岸線で、同社の事業用自動車が追突事故を引き起こしたことにより2人が死亡したことから、大阪運輸支局が同年7月15日と11月15日に松原営業所に対し監査を実施した。乗務員の健康診断未受診、運転者に対する点呼の未実施、定期点検の未実施など10項目の貨物自動車運送事業法違反が判明。事業停止3日間と車両の使用停止112日車の処分を行った。