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グループ連携強化しRPA積極活用

商船三井、NVOCC事業に統一ブランド設定

2018年4月25日 (水)

ロジスティクス商船三井は25日、自社グループのNVOCC(非船舶運航運送事業者)事業に統一ブランド「MOLワールドワイドロジスティクス」を設定し、グループ間連携と事業強化に取り組むことを発表した。

同社はロジスティクス部門の強化を重点項目に掲げ、4月に就任したマイケル・ゴー執行役員が主導してグループのNVOCC事業の中核を担う商船三井ロジスティクスとMOLコンソリデーションサービス社の連携強化を進めており、7月には両社のNVOCC事業を束ねる新会社を香港に設立する。

関係当局の認可が下り次第、両社の物量を統合して船社との運賃交渉を行うとともに、マーケティング、ネットワークオペレーション、グローバル顧客対応などの機能を新会社に集約し、統一ブランドを用いた事業展開を行う。

具体的には、各社をクラウド上で運用するNVOCC業務システムでつなぎ、仕出地から仕向地までの「あらゆる貨物情報」を共有。また、ロボティック・プロセス・オートメーション(RPA)を導入して船積情報などの定型データ入力の精度を高め、業務の効率化を図りながら、GPSを用いた貨物情報のリアルタイムトラッキングサービスの提供など、ICTを用いた顧客サービスの向上・差別化にも積極的に取り組む。