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神戸製鋼、環境負荷低減型の石炭輸送船2隻導入

2018年6月15日 (金)

ロジスティクス神戸製鋼所は15日、最新のNOx排出抑制設備を搭載した石炭輸送船2隻(ともに積載量9万トン船型)を導入すると発表した。導入を決めた輸送船は、神戸市の石炭火力発電所向けに輸入する石炭の輸送で活用する。

2隻は最新の省エネ機能を備え、受入港湾への効率的な輸送が可能な幅広浅喫水タイプの船舶で、船舶からの海洋汚染などを防止する国際条約「海洋汚染防止条約」(マルポール条約)で定められた「船舶エンジンからのNOx排出関連の最新規制」(NOx3次規制)に適合する。

この船型で最新規制に適合する船舶の採用は国内で初めてで、日本郵船と川崎汽船を通じて今治造船と大島造船所へ発注される。竣工後は長期にわたり同社向け石炭輸送に従事する。

▲エンジン主機NOX規制の変遷