認証・表彰国土交通省は2日、海上輸送へのモーダルシフトでCO2を大幅削減した「エコシップ・モーダルシフト優良事業者」を選定したと発表した。日本通運、川崎近海汽船、レンゴーなど36社が選ばれた。
エコシップ・モーダルシフト優良事業者は、陸上輸送中心の物流システムから輸送効率に優れた海上輸送へとモーダルシフトし、環境負荷の低減に「特に貢献した」と認められる事業者。
フェリー事業者やRORO船、コンテナ船・自動車船事業者で構成する「エコシップ・モーダルシフト事業実行委員会」は、2008年度から、海上貨物輸送を一定水準以上利用してCO2削減に取り組んだ荷主、物流事業者を毎年度「エコシップマーク認定事業者」として選定している。
エコシップマーク認定事業者は、「エコシップマーク」を梱包材、車体等に表示して、海上輸送を通じた環境対策に貢献する企業としてのイメージアップに役立てることができる。認定事業者の中で特に環境負荷の低減に貢献したと認められる事業者については、エコシップ・モーダルシフト優良事業者として、海事局長表彰を行っている。
10回目となる今回の表彰で荷主18社、物流事業者18社が受賞することで、優良事業者受賞者は合計で、荷主141社、物流事業者153社となる。
7月5日に海運クラブ(東京都千代田区)で表彰式が行われる。
■2017年度モーダルシフト優良事業者表彰一覧(国土交通省特設ページ)
http://www.mlit.go.jp/common/001242261.pdf