サービス・商品アイルは5日、同社が提供する販売・在庫管理システム「アラジンオフィス for fashion」が、アパレル販売のDLX(東京都渋谷区)に導入されたと発表した。出荷配分表の作成や棚卸のシステム化を支援し、同社が手作業で4日間かけていた出荷配分表の作成が、ワンクリックで可能になった。
これまでDLXでは、出荷先ごとの商品振分を管理する配分表をExcelで100シート以上作成しており、膨大な時間を要していた。さらに、これらのExcelは販売管理システムと連動していないため追加・修正は手作業で、間違いや間違いの原因追跡にも時間がかかっていた。
アラジンオフィス導入により、受注データをもとに出荷配分表の自動作成ができるようになったほか、4日間ほどかかっていた作業が、ワンクリックで可能になった。追加・修正もシステム上で一度行えば全ての出荷配分表に反映されるため、修正漏れを防げているという。
また、以前は実地棚卸が手作業で、品番・サイズ・色を目視で確認し、システムに入力する手間があったが、現在は新たにアイルから導入したタブレットPOSシステムとオプションのハンディターミナルを連携したことで、実地棚卸の作業が自動化。2人で2日ほど掛かっていたのが、1人で1日あれば終わるようになり、正確性も向上した。
さらに同社は新人スタッフのITスキル向上のため、アイルが運営するキャリアアップ支援スクール「アイルキャリアカレッジ」を活用。これまで上長スタッフが業務の合間に要点だけ教育していたが、業務の進捗に少なからず影響があり、新人スタッフの理解にもつながりにくかった。馴染みのあるアイルが運営する専門スクールで基礎から学べたことで、受講したスタッフのモチベーションアップにつながり、システムをより活用しやすい体制になった。
■導入事例商会ページ
https://aladdin-office.com/case/fashion/dlx/