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京東、中国全土へ48時間以内に“松茸”配達

2018年7月25日 (水)
空白

国際ECサイト「京東商城」(JD.com)を運営する京東集団は25日、中国の高速鉄道網と京東集団のコールドチェーン技術を組み合わせ、雲南省の松茸を顧客に提供する新たな取り組みをスタートした、と発表した。

中国では、時速250-350キロ超の速度で走行する高速鉄道が全土に2万キロ以上の規模で張り巡らされているが、同社はほかの高級品や時間的制約がある商品で高速鉄道を利用した高速宅配サービスの提供実績があり、これらのサービスでは主要都市の高速鉄道駅構内の特別区域から顧客に直接配送している。

松茸は雲南省昆明の高速列車の特別なストックエリアで積み込まれ、北京、上海、広州、武漢、南京、成都の6都市へ鉄道で輸送。高速鉄道の利点を流通に活かすことで、発注後48時間以内の到着を保証できる体制が整った。

物流子会社「京東物流」の配送部門責任者で京東集団の副総裁を務める王輝氏は「消費者は京東を、生鮮商品を購入する最適な手段として捉えている。今回の、中国の超高性能な高速鉄道網と京東のコールドチェーン技術の革新的な組み合わせにより、われわれは今や、どこで生産されたものだろうと、生鮮食品を鮮度を保ちながら短時間で家まで配送することができる」と話している。