住商、オマーンでBP向け油井管のSCM契約

荷主住友商事は30日、オマーンでオイルメジャーのBP向け油井管のサプライチェーンマネジメント契約に調印したと発表した。

子会社のSCチューブラー・ソリューションズ・オマーン社（オマーンマスカット）を通じ、英国オイルメジャーでBP（ロンドン）傘下のBPエクスプラレーション・イプシロン社（略称・BPオマーン）と、油井管のサプライチェーンマネジメントサービスに関する4年間の長期契約を結んだもの。

住友商事は新日鉄住金とともに、BPオマーンが「Khazzanタイト」ガス田開発で使用する油井管をBPオマーンの在庫拠点に開発当初から供給してきた実績がある。今後は契約に基づき、油井管の納入先を従来のオマーン北東部ソハール港から国内外とのアクセスに優れるオマーン南東部ドゥクム港に変更する。

ドゥクム港に新たに建設されたフリーゾーン（SEZAD）で在庫管理を行い、輸送と在庫管理を一貫して担うことで、オペレーションを効率化する。