M&A新日鉄住金は4日、米国子会社のサザンチューブ社がWSPヒューストンOCTG社(ヒューストン)の油井管熱処理・継手加工などの工場設備を買収することで合意した、と発表した。
買収金額は34億円で、買収後に追加設備投資を行い、2015年度をメドに本格商業生産を開始する。
米国で旺盛なエネルギー関連の鋼材需要を背景とした油井管の顧客ニーズに対応するもので、熱処理・継手加工などの工場設備を買収し、追加設備投資を行うことで、過酷な環境にも対応できるハイエンド油井管を製造する。
母材は、ブラジルの高炉一貫製鉄所と日本の和歌山製鉄所から供給し、買収する設備で熱処理・継手加工などを行う。