三糧輸送に許可取消処分、不要パレット焼却で火災に

行政・団体三重県は9日、産業廃棄物処理業者の三糧輸送（四日市市）に対し、廃棄物処理法の規定に基づく産業廃棄物収集運搬業の許可取消処分を行ったと発表した。

4月4日、亀山市から野外焼却を原因とした火災が発生したとの通報を受け、三糧輸送の営業所に立入検査を実施したところ、木製パレットなどが燃えており、消防による消火活動が行われていることを現認。火災の原因を調査したところ、同社従業員が事務所の紙ごみとともに不要になった木製パレット2枚を焼却したこと、同社取締役が野外焼却を容認していたことが判明したという。

このことは、同法に規定する焼却禁止に違反することから、産業廃棄物収集運搬業の許可を取り消した。