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CRE、川越市で19年5月完成予定の倉庫着工

2018年8月16日 (木)

荷主シーアールイー(CRE)は16日、埼玉県川越市で賃貸物流施設「ロジスクエア川越II」の本体工事を着工した、と発表した。設計・施工は大末建設で、2019年5月末の竣工を目指す。

ロジスクエア川越IIは1万4393平方メートル(4353坪)の土地に鉄骨造・地上2階建てで建設する物流施設で、延床面積は1万4786平方メートル(4472坪)。


圏央道坂戸インターチェンジ(IC)から4キロ、関越自動車道鶴ヶ島ICから7キロ、主要幹線道路の国道254号線に接続しやすい立地で、川越都市計画道路川越北環状線も2018年度の開通を目標に整備が進んでいることから、川越ICからのアクセス向上が見込まれる。

開発予定地は市街化調整区域内にあるが、従来からの物流施設の建物用途を引き継ぐ形で賃貸用物流施設を開発、倉庫業法に基づく営業倉庫登録も可能となっている。

予定地は隣接する二区画で構成され、東側区画1万2100平方メートルにロジスクエア川越IIを建設、西側区画の2292平方メートルは主に駐車場スペースとして利用する。

建物はワンフロア2100坪の2階建て、1階北側に22台分のトラック接車バースを設け、複数テナントによる分割使用にも対応する。倉庫部分の基本スペックとして、外壁は金属断熱サンドイッチパネル、庫内有効高さは各階6メートル以上、床荷重は1.5トン(1平方メートルあたり)、倉庫内平均照度は300ルクス以上を予定し、2.5トンフォークリフト走行が可能な構造とする。

昇降設備は、荷物用エレベーター(積載荷重4.1トン、分速45メートル)を3基実装し、将来対応として垂直搬送機を3基設置できるよう配慮。倉庫2階部分の荷物用エレベーター周囲を無柱構造とすることで、オペレーション効率や保管効率を高めるほか、2階の床に2か所の将来コンベア貫通用床開口を想定した構造設計を採用、テナント入居時の「各階にまたがった縦搬送マテハン設備の設置」に対応する。

トラックヤードの舗装には、塑性変形抵抗性に優れ、わだち掘れの発生を抑制する「半たわみ性舗装」を全面採用し、白色が多い「半たわみ性舗装」に黒色顔料を添加して誘導ラインなどの視認性を高め、場内の安全性を向上させるとともに、車両のタイヤ跡を目立たせないことで舗装面の美観維持に寄与する。

■ロジスクエア川越IIの開発概要
所在地:埼玉県川越市下小坂
土地面積:1万4393平方メートル(4353坪)
主要用途:倉庫(倉庫業を営む倉庫)
構造規模:鉄骨造・地上2階建て
延ベ面積:1万4786平方メートル(4472坪)
着工:2018年8月16日
竣工:2019年5月末