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三菱商事、バングラデシュのLNG受入基地事業へ参画

2018年8月17日 (金)

荷主三菱商事は17日、バングラデシュのモヘシュカリ島沖で2019年3月頃にも操業開始が見込まれる、浮体式貯蔵気化設備(FSRU)を利用した液化天然ガス(LNG)受入基地事業に参画する、と発表した。

サミットLNGターミナル社の株式25%を取得することで、同国で行われる「FSRUを利用したLNG受入基地事業」へ日本企業として初めて参画するもので、サミットLNGターミナル社の親会社であるサミット社と共同でLNGの供給、発電プロジェクトを検討していくことでも合意しているという。

今回のLNG受入基地事業では、国営石油エネルギー会社のペトロバングラ社が調達したLNGを受け入れてガス化する。基地の建設作業は2017年末から開始されていて、19年3月頃の操業開始後は年間350万トン規模のLNGを受け入れる計画。

同国では国産天然ガスの産出量が減退しており、LNGの輸入・活用を国策として進めている。18年に初のLNG輸入が始まり、30年には年間1700万トン規模の輸入量に達する見込み。