村田製作所、フィンランドでMEMSセンサーの生産拡大

拠点・施設村田製作所は20日、フィンランドで先進運転支援システム、自動運転、医療分野といった先端技術を用いる分野で必要とされる「MEMSセンサー」の生産能力を拡大する、と発表した。

同国で開発・生産を行う子会社（ムラタ・エレクトロニクスOy）が首都ヘルシンキの北方にあるヴァンターに新工場を建設、医療用途、産業用途に用いられるMEMSセンサーの世界的な需要の高まりに対応する。

新工場は、これまで駐車場として利用していた土地を活用し、50億円を投じて延床面積1万6000平方メートルの生産棟を建設、2019年末の完成を目指す。19年にかけて現地で150人から200人程度を雇用する。

■新生産棟の概要
規模：地上5階
建設予定地：Murata Electronics Oy駐車場エリア
延床面積：1万6000平方メートル
着工：2018年8月
竣工：2019年末予定
総投資額：50億円（建物のみ）