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東洋水産、北海道の即席麺工場・営業拠点の集約完了

2012年5月23日 (水)

フード東洋水産(東京都港区)は23日、札幌市から小樽市への即席麺工場、営業拠点の移転を今月上旬に完了したと発表した。移転後の新工場は「北海道工場」、営業拠点は「北海道支店」と名称を変更した。

 

移転先用地には、1994年に石狩第1冷蔵庫、2002年に生麺・魚肉ハムソーセージ製造工場である石狩東洋を設置しており、ここに隣接して北海道工場・北海道支店を建設した。

 

昨年5月に着工、ことし4月に竣工し、既に工場ラインの移設・稼動を開始している。新工場は、大型直線ラインによる効率化で製造能力が2割高まり、商品の安定供給体制を強化した。大型の直線生産ラインによる省力設備を備える他、資材自動倉庫を設置して原材料管理体制の集約と効率化を図った。

 

石狩東洋は3月1日で東洋水産に吸収合併し、「北海道工場第二工場」と名称を変更した。

 

今月上旬に営業拠点の移転も終えたことで、即席麺・生麺・魚肉ハムソーセージ商品の大規模生産拠点と、北海道地区限定商品開発を行う研究部門、営業部門、冷蔵部門を一か所に集約。

 

製販一体の地域に根ざした事業展開で「道内全域に向けたマルちゃん商品の発信力強化と、のサービス向上に努めていく」としている。また、道内限定即席カップ麺の「赤いきつねうどん北海道」や「やきそば弁当」など一部パッケージには、北海道工場竣工記念のマークをつけて展開し、広く顧客にPRしていく。

 

工場内には「やきそば弁当」の製造工程を見学できる通路を設置した。小・中学校の社会科見学などで利用してもらえるよう、秋頃からの運用とする計画。