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無人搬送車システムの17年納入台数、17.9%減

2018年9月3日 (月)

調査・データ日本産業車両協会(JIVA)は1日、2017年通年の無人搬送車システム納入実績について公表した。16年の国内向け、輸出向けを合わせた無人搬送車システム納入件数は766システムで、前年実績を4.5%上回ったが、納入台数は2376台で17.9%下回った。

無人搬送車システム納入件数の車両タイプ別の割合は、「無人搬送車(台車)」が38.4%で前年実績から9ポイント(P)増、「無人けん引車」が57.8%で7.6P減、「無人フォークリフト」が3.8%で1.4P減だった。

無人搬送車システム納入件数の業種別割合は、「自動車・同付属品製造業」向けが52.9%(2.8P減)が最も多く、次いで「一般機械器具製造業」向けが9.5%(0.2P減)となった。また、「卸・小売業」向けが2.1%(2P増)と大きく増え、「運輸・倉庫業」向けが1.8%(0.6P増)と、非製造業向けの割合が上昇した。

無人搬送車システム納入件数の車両誘導方式別割合は、「磁気式」が91.1%(3.6P増)と大半を占め、「レーザー式」は6.7%(4.8P増)に上昇した。

無人搬送車システム納入件数の国内向け・海外向けの割合は、国内向けが77.8%(4.9P増)、海外向けが22.2%(4.9P減)で、1システム当たりの台数では、国内向けは2.5台(0.3台減)、海外向けは5.1台(1.8台減)と、海外向けの方が多くなっているものの、17年は海外向け1件あたりの台数が減少した。

この調査は、無人搬送車システムメーカー18社を対象に実施したもの。