ロジスティクスコンテナ船社のオーシャンネットワークエクスプレス(ONE)は26日、アライアンスを組むハパックロイド(独)、陽明海運(中国)とともに、CMA-CGM(仏)、COSCO(中国)、OOCL(香港)と戦略的に連携し、地中海と米東海岸を結ぶサービス「AL6」を改善すると発表した。12月にも提供を開始する見通し。
ONE、ハパックロイド、陽明海運の3社が運営するAL6サービスとCOSCO、CMA-CGM、OOCLが運営するアメリゴサービスを1つの大きなループに統合。8000TEU積みのコンテナ船6隻で運営し、ONEなど3社が3隻、残り3隻をCMA-CGMなどが投入する。寄港地は「ラスペーチア-ジェノバ-フォス-バルセロナ-バレンシア-ニューヨーク-ノーフォーク-サバンナ-マイアミ-アルヘシラス-ラスペシア」の順。
今回の航路統合により、リボルノは地中海-米国東海岸サービスの対象外となるが、ONEなど3社は、ZIM(イスラエル)との協力関係により、ZIMが運営するAL7サービスでリボルノへの寄港をカバーする。