拠点・施設森永製菓は、国内生産拠点の森永スナック食品と森永甲府フーズの2工場を将来的に閉鎖し、ほかの生産拠点に移管する方針を決めた。
同社は6月に高崎第3工場の建設を発表し、主力ブランド群の生産体制強化に向けて今後3年間で400億円の設備投資を行う計画で、2工場をほかの生産拠点に集約することで、人員確保と輸送効率の向上、老朽化した設備の更新といった課題解決につなげる。
閉鎖するのは森永スナック食品(千葉県野田市)と森永甲府フーズ(山梨県甲府市)の2工場で、国内生産拠点は9工場から7工場へ再編する。
森永スナック食品では、敷地面積1万6673平方メートルの工場で「ポテロング」「チョコフレーク」を生産しているが、2019年12月に閉鎖し、ポテロングは小山工場(栃木県)へ移管し、チョコフレークは販売を終了する。
森永甲府フーズは3369平方メートルの工場で「ハイチュウプレミアム」「ハイチュウミニ」などを生産しており、20年3月に閉鎖。ともに鶴見工場(神奈川県)へ移管するが、ハイチュウプレミアムの一部は高崎森永(群馬県)へ移す。