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日立物流、AITと資本業務提携し国際物流強化

2018年10月10日 (水)

話題日立物流は10日、日中間のフォワーディング事業に強い国際フォワーダー「エーアイテイー」(AIT)の株式20%を取得するとともに、日立物流傘下の日新運輸がAITの完全子会社となることなどを柱とした、資本業務提携を結んだと発表した。

AITは国際貨物輸送、輸出入通関、3PLなどを組み合わせた物流事業を展開し、特に中国沿海部各地には、設立当初から重点的に拠点を配置。AEO認定通関業者の認定も受けている。

日立物流は、AITとの提携によってフォワーディングと3PLの「より高度な連携に基づくサービス」を機動的に提供できる体制を整える。

具体的には、3PL・フォワーディングの継ぎ目のない連携による総合物流サービスの実現、アパレル・雑貨物流のプラットフォーム化による収益基盤の強化、非アパレル・非雑貨分野の協業による営業力強化、最先端物流への取り組み強化――の4分野で提携関係に基づく取り組みを進める。

AITは12月21日に開く臨時株主総会で日新運輸との株式交換を決議する方針で、公正取引委員会などの関係当局による承認を得た上で2019年3月1日付で日新運輸の子会社化を実施する。