拠点・施設クッシュマン・アンド・ウェイクフィールドは25日、大阪府堺市の賃貸物流施設を取得したと発表した。同社は取得先や取得時点の物件名称は公表していないが、LogisticsToday編集部の取材により伊藤忠商事が開発した物流施設(旧物件名「アイミッションズパーク堺」)であることを確認した。延床面積は10万8062平方メートルで、取得額は「投資家の意向」(クッシュマン・アンド・ウェイクフィールド)で非公表。
特定目的会社を通じて8月に取引を完了。関連会社のクッシュマン・アンド・ウェイクフィールド・アセットマネジメントが同施設のアセットマネジメント(AM)業務を受託した。関連会社は埼玉県坂戸市、久喜市でも別の物件のAM業務を受託している。同施設は伊藤忠商事が開発を手がけ、2016年6月に竣工した地上4階建ての物流施設で、ダブルランプウェイとセンターバースを採用したマルチテナント型となっている。
取得後の物件名称は「ロジスティック・ファシリティーズ」の頭文字と所在地を合わせた「LF堺」とする。同社は今後も取得物件を拡大していく方針で、自社物件には「LF」を冠してシリーズ化する。
【物件概要】
名称:LF堺
所在地:堺市堺区築港八幡町1-175
構造:鉄骨造・制震構造、地上4階建て
延床面積:10万8062.70平方メートル
敷地面積:5万4003.24平方メートル
床荷重:1.5トン/平方メートル
庫内天井高:5.5-6.5メートル