中国地方でトラック登録台数が大幅増

調査・データ中国運輸局がまとめた10月の管内新車新規登録台数によると、中国地方5県で貨物車（トラック）の登録台数が昨年10月と比べ、22.4％の大幅な伸びを示していることがわかった。

同月は全国的にトラックの新規登録が12.5％増と増加傾向にあるが、中国地方は2倍近い伸び率となっている。内訳は普通トラックが27.2％増の627台、小型トラックが20.1％増の1185台。中国運輸局は「特にこれという要因は把握していないが、前月までも前年同月対比で増えてはいた」としている。

県別でみると、島根県（48％増）、鳥取県（48.3％増）、山口県（2.8％増）、広島県（22.4％増）、岡山県（26.3％増）と、特に山陰2県の伸び率の高さが目立つ。全国的に輸送需要が高まる中、中国地方では台風や豪雨などの災害被災地域が多く、トラックの増車要因となった可能性がある。