話題フレームワークスは25日、物流オペレーションのアウトソーシング事業を展開するPALと業務提携し、EC物流サービス市場に参入すると発表した。両社は現在、アパレル業態と雑貨・小物業態でフレームワークスのシナリオモデルiWMSを使用して物流サービスを展開しており、作業からの開発要件のフィードバックなど包括的協力関係にある。
両社はEC企業が自社物流をアウトソーシングする際、物の流れがブラックボックス化するのを防ぐため、「何がいつどう行われているのかを見える化していくことにこだわっていく」としている。
9月中旬に「EC物流サービス」(仮称)を提供開始し、「常温商品に限らず、生鮮食品など温度管理が必要なEC商品に対してまで、サービスを展開する」。このサービスを提供することで、自社物流時に比べて「(顧客の)物流コスト20%削減」を目標に掲げる。また、サービス開始に際し、関東、関西地区にそれぞれ1か所の物流拠点を構え、3年後に6拠点に拡大する。初年度に150億円(1000店舗)、3年後1000億円(4000店舗)の取扱いを目指す。
提供するサービスは、自社開発の物流センター管理システム(WMS)を中心とする物流システムの構築、物流コンサルティングサービスなどのソリューション提供だが、詳細は「近日公開する」としている。