関東運輸局、館山海上技術学校で出前講座

イベント関東運輸局は13日、国立館山海上技術学校の全校生徒116人に、内航船員の仕事に関する出前講座を10月30日に実施したと発表した。

（以下画像の出所：関東運輸局）

関東地方船員対策協議会と連携し、若年船員確保育成事業の一環として、2016年度から内航船員の仕事に関する出前講座を行っている。

講演では、榎本成男関東地方船員対策協議会会長の挨拶のあと、内航貨物船船長経験者であるJFE物流の山田忍海務室課長が講師となって「内航船員の仕事・船内生活・休暇の過ごし方」「船社が求める知識・技術」についてプレゼンを行い、多くの生徒が熱心に耳を傾けていた。

さらに、関東運輸局海事振興部の木内智久次長から最近の船員を取り巻く環境や船員キャリアパスの事例を紹介する「船員に関する基礎知識と現状」について説明を行った。

その後行われた生徒・学校からの質疑応答では、船内の居住環境や乗下船時の旅費、船内での食事メニューなど現実的な質問が多く寄せられ、好評のうちに終了した。講座修了後には、校長、就職担当教諭、担任教諭と最近の求人状況や求められる人材、定着問題などについて意見交換を行い、情報共有を図った。