関東運輸局が出前講座、高校生らに内航海運業説明

行政・団体関東運輸局はこのほど、関東船員対策協議会と協力し、若年船員確保育成事業の一環として17日に千葉県立館山総合高等学校と国立館山海上技術学校を訪問し、出前講座「内航海運業講演会」を実施したと発表した。

初めての講演となる館山高校では海洋科の2年生17人が参加。生徒たちは、講師の上窪良和近畿地方船員対策協議会会長による「内航船員の仕事と求められる人材」についての講演に熱心に耳を傾けていた。

館山海上技術学校では全校生徒121人が参加した。榎本成男関東船員対策協議会会長からは「内航海運の現況」を、上窪会長からは「内航船員の仕事と求められる人材」について話した。関東運輸局は「最近の求人状況、船員行政など」の説明を行った。

講演では生徒たちから船員の生活環境や給与、職務内容などの質問が寄せられた。講演会後には、教頭、担当教師6人と海技学校卒業生の就職や新人船員の定着率といった意見交換を行った。

（画像は関東運輸局より）