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新たに大特殊メーカー3社で不適切整備発覚

2018年11月22日 (木)

事件・事故国土交通省は22日、小松製作所など大型特殊自動車メーカー3社から、子会社・系列の販売会社で自動車分解整備事業の認証を受けないで大型特殊自動車のブレーキホース交換などの分解整備を実施していたとの報告を受けたことを発表した。

ことし4月、三菱ロジスネクストから、自動車分解整備事業の認証を受けていない全国56事業場(子会社の販売会社)で、道路運送車両法で規定されたブレーキドラムを分解するなどの分解整備作業を実施していたとの報告があったことから、国交省は4月24日、同社に対して業務改善指示を行うとともに、大型特殊自動車メーカー関係団体に対し、適切な分解整備を実施するよう傘下会員に周知するよう指示した。

その後、大型特殊自動車メーカー6社から、それぞれ三菱ロジスネクストと同様に子会社(販売会社)またはは直轄工場で、認証を受けないで大型特殊自動車のブレーキドラム脱着などの分解整備を実施していたとの報告があり、6月20日に改善指示を行った。

今回、新たに小松製作所など大型特殊自動車メーカー3社から、それぞれ三菱ロジスネクストと同様に子会社・系列の販売会社で自動車分解整備事業の認証を受けないで大型特殊自動車のブレーキホース交換などの分解整備を実施していたとの報告があった。

このため、同日、国交省から大型特殊自動車メーカーに対し、(1)認証を受けていない事業場で分解整備作業を実施した自動車について、速やかに認証を受けている整備工場で安全確認を実施すること(2)認証を受けていない事業場については、認証を取得するよう指導し、認証取得が困難な場合は、分解整備を必ず外注させること(3)再発防止策を講じ、速やかに実施すること(4)これまで報告された事案以外にも法令に抵触している事案がないかあらためて調査を実施すること――とともに、12月21日までに報告するよう、それぞれ指示した。今後、報告内容を精査の上、厳正に対処することとしている。