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プライメタルズ、韓国社向けオートメーション受注

2018年11月27日 (火)

荷主三菱日立製鉄機械と独シーメンスの製鉄プラント事業を統合して2015年に発足したプライメタルズテクノロジーズは27日、韓国のアルミニウムメーカー、ウルサン・アルミニウム社から、新型オートメーションシステムを搭載する近代化工事を受注したと発表した。

韓国蔚山(ウルサン)市にある同社工場の熱間圧延機と冷間圧延機2号機用として受注したもので、新型オートメーションプラットフォームに則した新型制御システムを搭載し、圧延機の信頼性と稼働率の向上を図る。工事は2018年末の完工を見込む。

ウルサン・アルミニウム社は、ノベリス社と神戸製鋼所の合弁会社として17年に設立。工場ではアジア向け飲料産業、電子産業、自動車分野、建設産業向けにアルミニウム圧延製品を製造している。

今回の近代化では、熱間圧延機用として、オートメーションプラットフォームと自動ゲージ制御(AGC)、油圧ギャップ制御(HGC)、ワークロールベンディング制御などの新型制御システム(TCS)、データ収集システムとオペレーター用管理・監視システムを含む新しいオートメーションシステムを供給。

冷間圧延機2号機にも、今回の熱間圧延機用や13年に冷間圧延機1号機用に納入したシステムと同等の機能を備えた新型TCS、データ収集システムとオペレーター用管理・監視システムを装備する。

この工事でプライメタルズテクノロジーズは、両圧延機へのオートメーションシステムの搭載、試運転、調整を担当する。