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プロロジス、神戸・海老名で物流施設開発着手

2018年12月11日 (火)

▲「プロロジスパーク海老名2」完成イメージ

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拠点・施設プロロジス(東京都千代田区)は11日、神奈川県海老名市で「プロロジスパーク海老名2」、神戸市西区で「プロロジスパーク神戸5」の開発に着手すると発表した。いずれもマルチテナント型物流施設として開発し、施設の一部を冷蔵ニーズに応える設計とする。

プロロジスパーク海老名2の開発地は、圏央厚木インターチェンジから1.9キロ、海老名ICからも3.3キロと近く、2020 年度上期には、6キロの地点に東名高速道路(仮称)「綾瀬IC」が開通する。圏央道と東名高速道路との交差部にあたるため、関東全域や西日本方面や都心部へのアクセスに優れる。

開発地から200メートルの地点を走る国道246号も利用しやすく、藤沢、鎌倉、横浜市中心部、首都圏西部など、首都圏主要消費地をカバーできる。小田急線海老名駅からも2キロと近く、には住宅地が広がっているため施設内従業員を確保しやすい。

建物は1万7000平方メートルの敷地に地上4階建て、延床面積3万9000平方メートルの施設として計画。1階部分はドックシェルターを備えた冷蔵仕様とし、首都圏消費地への食品配送などのニーズに応える。2-4階はドライ仕様とする。1階のカスタマーと、2-4階を利用するカスタマーの二社が入居することを想定し、1階と2階にトラックバースを備える計画。

■「プロロジスパーク海老名2」概要
所在地:神奈川県海老名市
敷地面積:1万7000平方メートル
延床面積:3万9000平方メートル
構造:地上4階建て
着工:2019年11月
竣工:2021年2月末

▲「プロロジスパーク神戸5」完成イメージ

一方、プロロジスパーク神戸5は、神戸市内陸部に神戸市が開発する「神戸テクノ・ロジスティックパーク」内に開発。同パーク内ではすでに「プロロジスパーク神戸」「プロロジスパーク神戸2」が稼働中であり、3棟目の「プロロジスパーク神戸4」がことし5月に着工している。

開発地は山陽自動車道神戸西ICから900メートルと、交通アクセスに優れる。新名神高速道路を利用し、京都・奈良・滋賀・中京方面へアクセスしやすく、山陽自動車道を経て全国に広がる広域幹線網にも直結しており、西日本広域をカバーできる物流拠点となっている。

また、JR三ノ宮駅、神戸市営地下鉄西神中央駅からのバスもあり、従業員にとって交通の利便性が高い。さらに、神戸市内陸部の丘陵地帯に位置しているため津波などの災害リスクが少なく、地盤が強固なため、防災性に優れる。

施設は2万平方メートルの敷地に、地上4階建て、1階と3階にトラックバースを備えた延床面積4万6000平方メートルのマルチテナント型物流施設として開発。医薬品や食品など温度管理が必要な保管ニーズが見込まれるため、冷凍・冷蔵ニーズに対応しやすい設計を検討している。また、地域特性として自家用車による通勤者が多いことが想定されるため、敷地内に自走式立体駐車場を含む190台分の駐車スペースを整備し、入居企業の雇用対策をサポートする。

■「プロロジスパーク神戸5」概要
所在地:神戸市見津が丘
敷地面積:2万平方メートル
延床面積:4万6000平方メートル
構造:地上4階建て
着工:2019年9月
竣工:2020年11月末