山九、機工事業でベトナム企業に出資

荷主山九は19日、東南アジアで機工事業の対応力と調達力の強化を図るため、ベトナム・ハイフォン市のAMECCメカニカルコンストラクション社に出資すると発表した。これにより、山九はAMECC社の株式の3分の1を保有する筆頭株主となる。

AMECC社は同国で鉄鋼構造物の製造、金属溶接、製缶加工に強みを持ち、設備の据付け、工事、メンテナンスなどの事業を手がけ、山九は機工事業でプラント建設工事、設備メンテナンスのほか、設計・調達・建設の「EPC」業務に輸送を加えた一貫サービスをグローバル展開している。

今回の出資により、山九はAMECC社をグローバル調達拠点のひとつに位置づけ、調達力の強化を通じて競争力を高める。また人材交流も行う。