ロジスティクス三井倉庫ホールディングスが5日発表した2018年4-12月期(19年3月期第3四半期)決算は、主力の物流事業が好調に推移したことを受けて売上高が4.8%増収(前年同期比)の1842億円、営業利益が79.8%増益の102億円、最終利益が25.9%増益の42億円となった。
物流事業では、「抜本的な事業収益力の強化」を掲げる中期経営計画に沿って販管費などのコスト削減、荒利益改善策の実行などに取り組んだほか、国内外でフォワーディング業務が好調に推移。自動車部品関連の航空貨物でプロジェクト輸送が発生し、注力分野のヘルスケア貨物の保管荷役業務も取り扱いが伸びた。また、家電量販向け輸配送も増加するなど、同事業が全般的に好調さを維持した。
通期は売上高2400億円(前期比2.9%増)、営業利益120億円(71.5%増)、最終利益49億円(11.2%増)を見込む。
■2019年3月期第3四半期
累計(百万円) | 前年同期比 | 対売上高利益率 |
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売上高 | 184,261 | 4.8% | |
営業利益 | 10,273 | 79.8% | 5.5% |
経常利益 | 9,574 | 62.6% | 5.1% |
四半期純利益 | 4,271 | 25.9% | 2.3% |