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三井倉庫HD、物流好調で営業益7割増

2019年5月9日 (木)

ロジスティクス三井倉庫ホールディングスが9日発表した前3月期連結決算は、主力の物流事業が好調に推移し、売上高2418億5200万円(前期比3.7%増)、営業利益119億8600万円(71.3%増)、最終利益51億9000万円(17.8%増)となった。

物流事業は「抜本的事業収益力の強化」を経営計画の中で打ち出し、販管費などのコスト削減、粗利益改善策などを実行。国内外のフォワーディング業務が好調で、注力しているヘルスケア貨物の保管荷役業務の取り扱いが伸張。家電量販向け輸配送の取り扱いも増え、全体の業績をけん引した。

今期は航空輸送を中心に電子部品、半導体の取り扱いが減少する一方、不動産収入が増加し、売上高2380億円(前期比1.6%減)、営業利益100億円(16.6%減)、最終利益57億円(9.8%増)を見込む。

■決算集計(見出し:年/決算期/四半期、[]:前年同期比、単位:百万円)
 19/3/通期19/3/3Q19/3/中間19/3/1Q
売上高241,852 [3.6%]184,261 [4.8%]120,659 [5%]59,473 [7.1%]
営業利益11,986 [71.3%]10,273 [79.7%]6,183 [77%]2,865 [68.7%]
最終利益5,190 [17.7%]4,271 [25.9%]3,111 [72.9%]1,553 [35.7%]
売上高営業利益率5.0%5.6%5.1%4.8%