ロジスティクス三井倉庫ホールディングスが9日発表した前3月期連結決算は、主力の物流事業が好調に推移し、売上高2418億5200万円(前期比3.7%増)、営業利益119億8600万円(71.3%増)、最終利益51億9000万円(17.8%増)となった。
物流事業は「抜本的事業収益力の強化」を経営計画の中で打ち出し、販管費などのコスト削減、粗利益改善策などを実行。国内外のフォワーディング業務が好調で、注力しているヘルスケア貨物の保管荷役業務の取り扱いが伸張。家電量販向け輸配送の取り扱いも増え、全体の業績をけん引した。
今期は航空輸送を中心に電子部品、半導体の取り扱いが減少する一方、不動産収入が増加し、売上高2380億円(前期比1.6%減)、営業利益100億円(16.6%減)、最終利益57億円(9.8%増)を見込む。
■決算集計(見出し:年/決算期/四半期、[]:前年同期比、単位:百万円)19/3/通期 | 19/3/3Q | 19/3/中間 | 19/3/1Q | |
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売上高 | 241,852 [3.6%] | 184,261 [4.8%] | 120,659 [5%] | 59,473 [7.1%] |
営業利益 | 11,986 [71.3%] | 10,273 [79.7%] | 6,183 [77%] | 2,865 [68.7%] |
最終利益 | 5,190 [17.7%] | 4,271 [25.9%] | 3,111 [72.9%] | 1,553 [35.7%] |
売上高営業利益率 | 5.0% | 5.6% | 5.1% | 4.8% |