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関東でトラック関係事故増加、輸送安全総点検

2019年2月27日 (水)

ロジスティクス関東運輸局は27日、年末年始期間中に実施した輸送安全総点検の結果を公表した。今回は相模鉄道、SBSゼンツウ(埼玉県戸田市)、ポートサービス、小田急電鉄、東急バス――の5社を局長と局次長が視察して実施状況を直接確認した。

トラック関係は11社に立ち入り、点検状況を確かめた。期間中の自動車関係の事故は、前年より3件多い88件、死者数も6人増えて24人。トラック運送事業者から期間中に発生したとして報告のあった事故件数は45件で8件増え、これらの事故による死者数は18人(4人増)、負傷者数は53人(27人増)にのぼった。

全体として事故件数は減ったが、死者数は増加。鉄軌道交通が減少、海上交通も横ばいだったが、自動車交通は増え、特にトラックが関係する多重事故やバスとの衝突事故が発生し、負傷者が増加した。自動車の死者数24人のうち、「路上横臥者」の事故が6人(前年はゼロ)と目立った。

街頭検査では323台の車両を検査し、20件の整備命令を交付。シートベルトは、調査した1144台すべての運転者が着用していた。