国内関東運輸局が15日に公表した年末年始の輸送安全総点検の実施結果によると、2020年12月10日から21年1月10日までの期間中、同運輸局職員による立入点検が63社で行われ、街頭検査では検査車両573台のうち17件が整備命令を受けた。
自動車交通関係の期間中事故は49件で前年から21件減少。死者数も4人少ない14人だった。内訳はタクシーによる事故死者数2人、トラックが12人。トラックによる事故死者の過半が「運転操作不良事故」によるものだった。
こうした結果を受け、同運輸局では「事業用自動車の事業者に対して、歩行者への注意、交差点での事故防止の指導を徹底し、運輸安全マネジメント評価を通して輸送の安全確保を図っていく」としている。