丸運が機構改革、不振の流通貨物事業部廃止

財務・人事丸運は、減収減益で四半期損失を計上した流通貨物事業部を4月1日付で廃止する。これまでのところ、同事業は国内で野菜の保管量が減少し、輸入野菜も取り扱いが伸びず今期の業績は2018年4月から12月までの9か月間で16.7％の減収を記録。部門損益は3800万円の赤字を計上するに至り、事業の立て直しが急務となっていた。

こうした事業不振を受け、同事業部が所管している流通貨物営業部、新座流通センター、神奈川流通センターは貨物輸送事業部に移管し、収益改善を図る。流通貨物管理室は廃止して業務を貨物輸送管理室へ統合する。

また、国際貨物事業部は事業拡大に向けて顧客ニーズに対応する組織を志向。本社国際貨物営業部傘下の航空貨物営業グループ、海上貨物営業グループを国際貨物営業第一グループ、国際貨物営業第二グループに、国際航空貨物営業所、国際海上貨物営業所を国際貨物第一営業所、国際貨物第二営業所にそれぞれ再編する。

併せて国際通関センターを新設し、東京通関事務所、羽田通関事務所、成田通関を所管、業務課を設け、大阪国際貨物営業所は国際貨物大阪営業所に名称を変更する。

これらの機構改革に伴う役員・幹部社員人事は次の通り。