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TLロジコム、都の貨物輸送評価制度に参加、申請第1号

2012年6月18日 (月)
「1号」の受付印が押された申請書

「1号」の受付印が押された申請書

行政・団体SBSグループのティーエルロジコム(東京都墨田区)は18日、東京都が今年度から試行する貨物輸送評価制度への参加を決めたと発表した。受付開始初日の今月15日に申請し、同制度初の参加事業者として受理された。SBSグループでは、ティーエルロジコム以外の物流事業会社でも段階的に申請を行う計画。

 

貨物輸送評価制度は、東京都が運送事業者によるCO2削減の取り組みを評価するために開始する世界初の取り組みで、今年度を試行期間と位置付け、2013年度から本格的に運用をはじめる。

 

事業者は保有する全トラック1台ずつの燃費データ1年間分を提出することとなっており、都は車種・重量に応じて設けた39グループで実走行燃費の偏差値平均をもとに車両ごとに評価。その結果から事業者に評価書を交付する。評価は3ランクに分けて行われる。

 

ティーエルロジコムは900台近くの事業用車両を保有し、デジタルタコグラフの全車導入やエコ安全ドライブ研修、燃費シートを使ったエコドライブの現場定着などの燃費改善に取り組んでいるが、同社だけでは改善のレベル評価が難しいことや、進捗が自社ペースとなるなど継続実施の難しさに直面していた。

 

同社は、制度の試行に参加を決めた理由として「都による画期的な評価制度が開始されることを受け、積極的に参加する客観的な評価をしてもらい、それを糧にさらなる燃費改善とCO2削減が推進できると考えた。8月に予定されている評価結果をもって燃費改善の体制や運営の強化に取り組んでいく」と説明している。

 

■詳細は下記URLを参照。
http://www.kankyo.metro.tokyo.jp/vehicle/sgw/nenpi-hyoka.html