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GLP流山プロジェクト3棟目が竣工、すべて満床稼働

2019年3月5日 (火)

拠点・施設千葉県流山市で5日、日本GLPの開発によるマルチテナント型物流施設「GLP流山III」の竣工式が行われ、日本ロジステック(東京都千代田区)など2社が借り受けて満床状態で稼働することがわかった。

同施設は、既存の2棟と合わせて「GLP流山プロジェクト」として開発が進められ、2018年2月に完成した「GLP流山I」を皮切りに段階的に稼働を開始し、それから1年で3棟が出そろった。現地は都心から25キロ、常磐自動車道流山ICから1キロと近く、東京外環自動車道と首都高速道路にも接続しやすい。

通勤向けバスの運行、託児所、カフェテリアや館外からの一般利用が可能なコンビニエンスストアなど、複数棟で構成するプロジェクトの効果を生かしているのが特徴。1フロアごとの床面積は2万平方メートルと広く、ランプウェイを使って1・3階へ接続。2層使いによる規模を生かしたオペレーションに対応する。

流山IIIは地上4階建て、延床面積8万9385平方メートルの大規模物流施設で、プレキャストコンクリート(PC)造・免震構造。地層科学研究所(神奈川県大和市)が提供する、地震センサーを用いたクラウド型の最新地震モニタリングサービスを採用する。

日本GLP・帖佐義之社長の話
「流山の3棟がすべて竣工、満床稼働の運びとなり、大変嬉しく思う。日本GLPのフラッグシップ施設として、企業のさらなる物流の効率化、働きやすい環境に加えてBCPなどの安全性を提供する。千葉県は内陸、湾岸、空港など特色のあるエリアがあり、都心の消費圏からも近く、潜在性のあるマーケットだと考えている。地域社会と協同し、この流山の地が物流集積地として振興するよう努力していきたい」

▲左から「GLP流山II」「GLP流山I」「GLP流山III」

■GLP流山IIIの概要
所在地:千葉県流山市南401
敷地面積:4万1703平方メートル
延床面積:8万9385平方メートル
構造:PC・免震構造
着工:2017年10月
竣工:2019年2月