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三井E&S、千葉でLPG運搬船向けガス制御システム製造

2019年3月27日 (水)

荷主三井E&S造船は27日、千葉工場で中小型ガス運搬船向けタンク製造事業を開始した、と発表した。すでに、1号案件として佐々木造船から5000立方メートルLPG運搬船1隻のガス関連設備の供給に関する発注の内示を得ているという。

同社はLPG運搬船のガスハンドリングシステムの設計、ガス機器装置の支給、タンク製造、据付工事、艤装工事を一括して請け負い、ガスハンドリングシステムはドイツ子会社のTGE社と共同で設計、同工場でガスタンクの製造・搭載、艤装工事を行う。

TGE社は2015年に三井E&S造船が子会社化した独企業で、同社のガスエンジニアリング技術と自社の設計・製造技術を組み合わせ、これまで中小型ガス船のガスハンドリングシステムのEPCSサービスを請け負ってきたが、これに同工場で手がけるタンク製造・ガス艤装サービスを加え、「付加価値の高いソリューション」の提供を目指すとしている。