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IHIMU、独船級協会と大型LNG燃料コンテナ船を共同開発

2011年11月29日 (火)
環境負荷低減型コンテナ船「eFuture13000C」

環境負荷低減型コンテナ船「eFuture13000C」

ロジスティクスIHIマリンユナイテッド(IHIMU)は29日、ドイツの船級協会「ゲルマニッシェルロイド」(GL)との間で、液化天然ガス(LNG)を推進用燃料として使用する環境に配慮した大型コンテナ船(1万3000TEU)を共同開発することに合意し、24日に調印式を行ったと発表した。

 

IHIMUは昨年、省エネ技術を組み合わせて温室効果ガスの排出を約30%削減する環境対応型船舶(eFutureシリーズ)のコンセプトデザインを行った。また、温室効果ガス削減率を向上させ、2016年施行のIMO(国際海事機関)によるNOx、SOx排出規制レベル「Tier3」をクリアするため、独自のSPBLNG燃料タンクを用いたLNG燃料システムを開発。その適用例として、1万TEUコンテナ船のコンセプトデザインを行った。

 

今回の合意は昨年、環境負荷低減型コンテナ船としてコンセプトデザインを行った1万3000個積み大型コンテナ船「eFuture13000C」をもとに、IHIMUが実施するSPBLNG燃料タンクを用いたLNG燃料システムを搭載した大型LNG燃料コンテナ船の設計をGLがレビューすることにより、来年夏のGLによる基本承認(AIP)取得を目指す。