ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

IHIMU、環境負荷低減型コンテナ船を商用化へ

2012年9月5日 (水)
液化天然ガス(LNG)を推進用燃料として使用する環境負荷低減型コンテナ船のイメージ

液化天然ガス(LNG)を推進用燃料として使用する環境負荷低減型コンテナ船のイメージ

ロジスティクスIHIは5日、IHIマリンユナイテッドが液化天然ガス(LNG)を燃料とする13000TEU型コンテナ船の開発を完了し、ドイツの船級協会「ゲルマニッシェルロイド」(GL)から基本承認(AIP)を取得した、と発表した。

 

新コンセプトに基づく環境負荷低減船(eFutureシリーズ13000C)にこのシステムを採用することで、GHGの排出量を40%削減することが可能になる。

 

認証を受けたLNG燃料コンテナ船は、北米や欧州で適用されるNOXやSOXの排出規制区域(ECA)内でLNGを使用し、ECA外の区域は重油を利用する、二元燃料推進システムを採用。

 

容積効率のよい自立角型方式タンク(IHI-SPB方式タンク)を燃料タンクとして採用することで、コンテナ搭載数の削減数を抑えることが可能で、ほかの方式のタンクと比べて軽量であるため、船舶の燃費効率向上に寄与する。