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住友倉庫、上海に錦江航運と合弁会社を設立

2012年6月21日 (木)
上海新倉庫の完成予想図

上海新倉庫の完成予想図

ロジスティクス住友倉庫は21日、中国・上海で上海市錦江航運有限公司(錦江航運)と合弁会社を設立すると発表した。49%を住友倉庫が出資するスキームで、20日付で合弁契約を締結した。

 

住友倉庫は、上海をはじめとする中国12都市に18拠点を展開し、現地法人3社が活動しているが、貿易窓口となっている上海の物流ニーズが増え続けているため、錦江航運とともに新たな合弁会社を設立することにしたもの。

 

新会社は、上海港外高橋の第5期コンテナターミナルの背後地である上海外高橋物流園区(二期)に延床面積3万9000平方メートルの倉庫を建設し、輸出入貨物の保管、流通加工、フォワーディング、配送などの総合物流サービスを提供する。倉庫が完成すると、住友倉庫グループが中国で運営する倉庫面積は、14万平方メートルに達する。

 

錦江航運は、1983年に設立された上海市政府直属の国有企業で、主に上海-日本・台湾、青島-日本のコンテナ定期船航路を運営している。住友倉庫は錦江航運のコンテナターミナル業務を引受けるとともに、2001年には合弁会社「錦江シッピングジャパン」を両社で設立するなど、20年以上にわたるパートナー関係にある。

 

■新倉庫の概要
敷地面積:3万1000平方メートル(9380坪)
構造:鉄筋コンクリート造3階建1棟
延床面積:3万9000平方メートル(1万1800坪)
竣工時期:2013年12月